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【徹底解説!】レコードの正しい保管方法:4つの鉄則でデリケートなレコードを守ろう

レコードのきほん

レコードを長く楽しむためには、適切な保管方法を知る必要があります。

デリケートなレコードを傷や劣化から守るために、今回は5つの鉄則をご紹介します。
この鉄則に従えば、貴重なコレクションたちを安心して保存することができますよ。

レコード初心者はこちらもチェック!



鉄則その1「高温・多湿を避ける」


レコードは塩化ビニルという樹脂でできており柔らかいため、温度と湿度の影響を受けやすいです。

身近なものだと、食品ラップ水道管も塩化ビニルでできています。



高温の環境では、レコード盤が歪む可能性があります。また、多湿な場所ではカビが生える原因となります。
レコードを保管する場所を考える際は、以下のような場所は避けましょう。

・暖房器具の近く
・窓の近く(結露によりカビが生えやすい)
・直射日光の当たる場所(レコードジャケットが日焼けして色褪せる原因に)
・押し入れやクローゼットの中(通気性の悪い閉め切った場所はカビが生えやすい)



鉄則その2「立てて保管する」


レコード盤は先ほども述べたように塩化ビニルでできているため、歪みが発生しやすいです。
重ねて保管すると下のレコードに圧力がかかり、歪んでしまったり、最悪の場合割れる可能性もあります。
レコードショップでもおそらくほとんどの店がレコードを立てて販売していますよね。


斜めになっている状態もレコード盤にとって良くありません。
ブックスタンドなどを活用しながら、垂直な状態をキープして保管しましょう。


レコードの枚数が多い方は、専用のラックを使うのがおすすめです。
扉部分にディスプレイできるタイプもあり、お気に入りのジャケットを飾ることができます。

※一般的なカラーボックスは縦幅が27〜28cmのものが多いため、LP盤は立てた状態では入りません。
 LP盤は30cmありますので、棚の縦幅が34〜35cm以上あるものを選びましょう。

上にプレーヤーを置くのも良いですね

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鉄則その3「定期的なクリーニング」

レコードをしまう際や、久しぶりに取り出したレコードを聴く際は必ずクリーニングを行いましょう。
レコードのクリーニングには、簡単に行える「乾式」と、しっかりお手入れできる「湿式」があります。

乾式のお手入れ方法

乾いたクロスレコードクリーナーでレコード盤を拭きましょう。
このとき、必ずレコード盤の溝に沿って拭き上げてください。

縦方向に汚れや指紋がついている場合でも、必ず溝に沿って円を描くように拭いていきます

レコードプレーヤーにセットしてレコード盤を回転させながら、優しくクリーナーを当ててもOKです。
早く回す必要はありませんので、33回転で行いましょう。強く当てすぎないように注意してください。

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湿式のお手入れ方法

湿式のお手入れでは、汚れを落とすためにクリーニング液を使用します。
クリーニング液は、手軽に使えるスプレータイプと、容器に入った液体をクリーナーに吸い込ませて使用するタイプがあります。

初めてレコードを触る方は、満遍なくふりかけられるスプレータイプがおすすめです。
静電気除去、帯電防止効果があり、レコード再生時のプツプツとしたノイズをおさえることができます。
湿式のお手入れを行なったあとは、必ずレコード盤を完全に乾かしましょう。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。

レコード盤が乾かないまま保管してしまうと、塩ビ焼け(=ビニ焼け)してしまいます。
塩ビ焼けとは、レコードジャケットの内袋(インナースリーブ)が張り付いてしまい、
レコード盤の表面に白く濁ったような模様ができる現象を言います。
塩ビ焼けしたレコードは再生時にノイズが乗ってしまいますし、元には戻せませんので注意が必要です。

クリーナーとセットになっている

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レコードのお手入れについてもっと詳しく知りたい方はこちら!




鉄則その4「保護カバーをする」

インナースリーブ

レコードを買ったことがある方ならご存知かと思いますが、レコード盤はジャケットの中に直接入っているわけではなく、インナースリーブという半透明のポリ袋や、紙製の内袋に入れられていることがほとんどです。

特に中古レコードに多い半透明のポリ袋のインナースリーブは、静電気を起こしやすくレコードの再生の際に悪影響になることも。
お気に入りの1枚や貴重なコレクションレコードは、インナースリーブを取り替えるのがおすすめです。

角丸でジャケットに入れる時引っ掛かりにくい

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インナースリーブにはロゴやデザインが施されたものもあります。
貴重なレコードの場合は、オリジナルのインナースリーブにも価値が付きます
売却を検討している方はオリジナルを捨てずに取っておきましょう。


ジャケットの保護カバー

レコードを最終的に売却することを検討している方は、インナースリーブだけでなく、レコードジャケットの保護もしましょう。
帯なども取っておくと売却時にも有利です。

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まとめ

この記事ではレコードの適切な保管方法を徹底的に解説しました。

レコードの保管方法まとめ
 鉄則その1 「高温・多湿を避ける」
 鉄則その2 「立てて保管する」
 鉄則その3 「定期的なクリーニング」
 鉄則その4 「保護カバーをする」


大切なレコードを最高の状態で楽しむために、しっかりと保管方法を守りましょう!


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