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【元メーカー社員が厳選】初心者におすすめの1万円台で買えるレコードプレーヤー6選

レコードプレーヤーおすすめ

レコードで楽曲をリリースするアーティストも増えてきており、レコードの人気が再燃しています。

しかし、高価なオーディオ機器に手が出せないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、1万円台の予算で購入できるレコードプレーヤーを厳選しました

この記事では、オーディオメーカーに勤務していた経験を持つ筆者が、これからレコードを始めたい初心者に向けたおすすめのモデルをご紹介します!

レコード初心者におすすめ!フルオート機 Audio-Technica「AT-LP60X」

AT-LP60Xイメージ


1つ目は、Audio-Technica「AT-LP60X」です。
Audio-Technicaは日本のオーディオメーカーなので、使い方に不安がある方や、万が一修理となった場合にもすぐにサポートしてもらえるので安心ですね。

AT-LP60X_詳細

AT-LP60Xは1万円台の価格帯でありながら、自動再生プレーヤーとして設計されており、操作が簡単で初心者にも扱いやすいです。レコードをセットし、ボタンを押すだけで自動で針が下りて再生が開始されます。 レコードの再生が終わると、自動的にトーンアームが元の位置に戻り回転も停止します。

少し難しい針圧調整やアームの操作は必要ありません
再生が終わったらアームが戻り回転も止まるので、うっかり寝落ちしてしまったときや、家事や作業をしながらレコードを聴きたい方に特におすすめです。

レコード針は扱いを間違えると大事なレコード盤を傷つけかねません。
レコードプレーヤーや針の扱いに不安がある方はAT-LP60Xのようなフルオート機から始めるのがおすすめです。


また、AT-LP60Xは内蔵フォノイコライザーも搭載されていますので、アンプがなくてもアクティブスピーカー(電源が必要なスピーカー)に接続すれば音を楽しむことができます。

ATN3600L_詳細

オーディオテクニカはレコード針でも非常に評価の高いブランド。取り扱い店舗も多く、家電量販店などで購入することができます。定期的に交換する必要のある針が入手しやすいのも便利ですね。

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コンパクトサイズのフルオートプレーヤー Denon「DP-29F」

DP-29F_黒
DP-29F_シルバー

2つ目はDenon DP-29Fです。
Denonは放送局などで使われる業務用のオーディオ機器も製造している日本のメーカーです。

サイズは縦36cm✖️横35cmと非常にコンパクト。
正方形に近い形なのも置き場所を選ばないので嬉しいポイントですね。
背面には電源ケーブルとRCAケーブルが本体に直接取り付けられており、ケーブルの抜き差しはできません。

こちらもAT-LP60Xと同様、フルオート機。ボタンを押すだけで機械が針を落として再生され、再生が終わるとアームが元の位置に戻り回転が止まります。
フォノイコライザーも内蔵されていますので、コンポやアクティブスピーカーに接続して手軽にレコードを楽しめます。

↓フォノイコライザーってなに?と思った方はこちら↓



レコードプレーヤーでは珍しいメタリックなシルバーもラインナップされています。
オーディオ機器はシルバーの製品が多いので、色を合わせるのも良いですね。

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おしゃれなデザインが目を引く ION Audio「Vinyl Transport」

VinylTransport_水色
VinylTransport_黒
VinylTransport_赤

3つ目はION Audio「Vinyl Transport」です。
珍しいスーツケース型のデザインで、カラー展開もブルー(水色)、ブラック、レッドとレトロな雰囲気がおしゃれ。

VinylTransport_詳細

デザインだけでなく、機能も優秀です。
まずはステレオスピーカー内蔵。そして、レコードプレーヤーとしては珍しい電池駆動単3電池4本で最大6時間駆動します。
持ち運びやすいハンドルがついていますので、屋外でもレコードを聴きたい方に最適です。
キャンプなどに持っていきたいですね。

スピーカー内蔵型は、別途スピーカーを用意するシステムと比べるとやはり音質はあまり期待できません。しかし、ラジオのような音質でアナログ感があり良いという意見も。好みに合わせて選びましょう。


オートストップに対応しており、再生が終了すると自動で回転が止まります
78回転も対応でSP盤の再生もOK。SP盤再生時は専用の針が必要になりますので注意してください。

これだけの機能を搭載していながら、価格は1万円を下回ります
予算を抑えてレコードを始めたい方にはぴったりの1台です。

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1台で完結!オールインワンプレーヤー ION Audio「Archive LP」

ArchiveLPイメージ

4つ目はION Audio「Archive LP」です。

33/48/78回転の3スピード(*)対応スピーカー内蔵USB出力対応とこれでもかというほど機能がつまったモデル。

特筆すべきは高価格帯のプレーヤーにしか搭載されていないUSB出力
レコード盤を手放したいけど音源は保存しておきたい・・・という方はこのUSB出力機能を使ってデジタル音源に変換しましょう。取り込み専用のソフトウェアが付属しており、パソコンやiPhoneに音源を取り込むことができます。
(詳しくはこちらの記事をご覧ください)
パソコンや車の中などでもレコードの音源を気軽に聴くことができるようになります。

3スピードとは?
レコード盤は大きさによって回転数を変更します。
33回転は一般的なLP盤、48回転はEP盤、78回転はSP盤を再生するものです。

↓LP盤、EP盤、SP盤ってなに?という方はこちら↓


置き場所を広く確保できないけどレコードを始めたい方や、予算を抑えたい方はArchive LPのようなスピーカー内蔵型がおすすめです。

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↓ION Audioのレコードプレーヤーは初心者におすすめ!ほかにも気になる方はこちら↓





脚部分にスピーカー内蔵!Amadana Music 「AM-PRD-101」

AM-PRD-101イメージ

5つ目はAmadana Music「AM-PRD-101」
2015年に発売されていたものが復活したモデルです。

前面の脚がステレオスピーカーになっており、迫力のある音が楽しめます。
USB端子を搭載しており、パソコンに繋げば音源をデジタルアーカイブすることができます(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

AM-PRD-101_詳細

天然木のトップボードは濃いめのオークで、この価格帯ではあまり見かけないヴィンテージ感のあるモデルです。トップボード以外がすべてブラックで統一されており、安っぽさを感じません。
また、この価格帯では細いストレートアームが多いですが、しっかりと太さもあり、プラッターに沿うように丸みがあります。

RCA端子が搭載されているのでコンポやアンプに接続できますが、フォノイコライザーをOFFにする機能はありませんので誤ってPHONO端子に接続しないように注意してください。


インテリア性にもこだわりたい方に特におすすめしたいモデルです。




多機能&アンティーク調のデザイン◎YAMAZEN マルチレコードプレーヤー「MRP-M100CR」

最後はYAMAZEN「MRP-M100CR」です。
YAMAZEN(山善)は便利&安価な家電や家具で有名なメーカーで最近勢いを伸ばしています。

こちらもマルチレコードプレーヤーで、レコードの他、カセット、CD、USB、SDの再生に対応。
USBSDには録音もできますので、先ほどの機種と同様、レコード盤のデジタル変換にも対応します。
カセット・USB・SDの挿入口は本体側面にあります。
木製のシャーシに真鍮風のパネルがついたデザインは、大人のアンティーク家具を彷彿とさせますね。

レコードの音源をUSBやSDに録音することはできますが、CDには録音はできません(=CDへのダビングは不可)。
CDを作りたい場合は、USBやSDに録音したあとにパソコンなどを使用してCDにダビングすることになります。

ヘッドホンの接続端子もありますので、スピーカーで音を鳴らせない環境でも使えるのも良いところです。




まとめ

今回は、1万円台で手に入るレコードプレーヤーを6つ紹介しました。
オーディオはプレーヤー、アンプ、スピーカー等々揃えようと思うと予算が嵩んでしまいがちです。
まずは安価な機種を手に入れ、より良いものが欲しいと思ったときに少しずつアップグレードしていくのがおすすめです。それぞれの製品の組み合わせを考えるのもオーディオの楽しみの1つですね。

是非、自分に合ったターンテーブルを見つけて、アナログ音楽の世界を楽しんでください。



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