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【徹底解説!】レコードのメンテナンス:長く楽しむためのお手入れ方法

レコードのきほん


レコードって繊細で扱いが難しそう…

レコードは確かに繊細なメディアですが、お手入れ方法がわかっていれば過度に神経質になる必要はありません。
最近レコードを聴きはじめた方や、これからレコードの世界に足を踏み入れたいという方でも、この記事さえ読めば正しいメンテナンス方法を理解することができます。


今回は、レコードコレクションを長く楽しむために欠かせない要素であるメンテナンスについて探っていきます。おすすめのクリーニンググッズについてもあわせてご紹介します。
正しいお手入れ方法を学べば、レコードの寿命を延ばし、音質を最大限に楽しむことができるでしょう。



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乾式と湿式

レコードのクリーニングには「乾式」「湿式」の2つの方法があります。

乾式は簡易的なクリーニングのため、レコードを聴く前に行ったり、普段のお手入れの際に行います。
盤面を手で触ってしまって手垢がついたときや、盤面に埃が乗っているときには乾式のお手入れで十分です。

湿式は液体を使い、しつこい汚れを落とす際に行います。レコードの大敵である静電気を抑えながらクリーニングできるメリットがあります。
湿式のお手入れはやり方を間違えるとよりレコード盤の状態を悪化させることとなりますので、正しいお手入れをしっかり覚えておきましょう。

簡単!乾式クリーニング

乾いたクロスレコードクリーナーでレコード盤を拭きましょう。
このとき、必ずレコード盤の溝に沿って拭き上げてください。

縦方向に汚れや指紋がついている場合でも、必ず溝に沿って円を描くように拭いていきます

レコードプレーヤーにセットして回転させながら、優しくクリーナーを当ててもOKです。
早く回す必要はありませんので、33回転で行いましょう。強く当てすぎないように注意してください。

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しっかり汚れを落とす湿式クリーニング

湿式のお手入れでは、汚れを落とすためにクリーニング液を使用します。
クリーニング液は、手軽に使えるスプレータイプと、容器に入った液体をクリーナーに吸い込ませて使用するタイプがあります。

初めてレコードを触る方は、満遍なくふりかけられるスプレータイプがおすすめです。
静電気除去、帯電防止効果があり、レコード再生時のプツプツとしたノイズをおさえることができます。

できるだけレコード盤の真ん中のラベルの部分に液体がかからないよう注意して行いましょう。

クリーナーとセットになっている

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注意

湿式のお手入れを行なったあとは、必ずレコード盤を完全に乾かしましょう。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。

レコード盤が乾かないまま保管してしまうと、塩ビ焼け(=ビニ焼け)してしまいます。
塩ビ焼けとは、
レコードジャケットの内袋(インナースリーブ)が張り付いてしまい、
レコード盤の表面に白く濁ったような模様ができる現象
を言い再生時にノイズが乗ってしまいます。

一度塩ビ焼けを起こしてしまったレコードは、修復できません。


特に、気温の低い冬場や、湿度の多い場所で乾燥させないといけない場合は、必ず完全に乾いたことを確認してからレコードジャケットにしまいましょう。


さらに本気のお手入れ方法

中古で買ったレコードがどうしようもないくらい汚れている…
引っ張り出してきたレコードにカビが…


そんななかなか落ちない汚れがついているときは、思い切って、
レコードを水洗いしてしまいましょう!

「レコードって水洗いしても大丈夫なの!?」とびっくりする方もいるかと思いますが、
実は水洗い専用のグッズが出ている程度には一般的な方法です。

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水洗いする際にはレコードラベルを保護するものを必ず用意しましょう。



レコードの水洗い手順

レコードの洗い方は以下の通りです。

(1)レコードラベルを保護する

(2)余洗いで軽く埃や汚れを落とす

(3)中性洗剤(食器洗い洗剤など)をスポンジに少量とって泡立て、
   レコードの溝に沿って優しくこする

   ※必ず溝に沿って円を描くようにこすります。

(4)念入りにすすぐ

  − 汚れがなくなるまで(3)〜(4)を繰り返す

(5)直射日光の当たらない場所で完全に乾かす

レコードラベルの保護と、完全に乾燥させるという2点を守れば、意外にも簡単です。



まとめ

レコードのメンテナンスは、長く楽しむために欠かせない要素です。
正しいクリーニング方法と適切な保管を行うことで、レコードの寿命を延ばし、最高の音質を楽しむことができます。

大事なコレクションを長く楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。


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