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レコードを長く楽しむためには、適切な保管方法を知る必要があります。
デリケートなレコードを傷や劣化から守るために、今回は5つの鉄則をご紹介します。
この鉄則に従えば、貴重なコレクションたちを安心して保存することができますよ。
レコード初心者はこちらもチェック!
鉄則その1「高温・多湿を避ける」
レコードは塩化ビニルという樹脂でできており柔らかいため、温度と湿度の影響を受けやすいです。
高温の環境では、レコード盤が歪む可能性があります。また、多湿な場所ではカビが生える原因となります。
レコードを保管する場所を考える際は、以下のような場所は避けましょう。
・暖房器具の近く
・窓の近く(結露によりカビが生えやすい)
・直射日光の当たる場所(レコードジャケットが日焼けして色褪せる原因に)
・押し入れやクローゼットの中(通気性の悪い閉め切った場所はカビが生えやすい)
鉄則その2「立てて保管する」
レコード盤は先ほども述べたように塩化ビニルでできているため、歪みが発生しやすいです。
重ねて保管すると下のレコードに圧力がかかり、歪んでしまったり、最悪の場合割れる可能性もあります。
レコードショップでもおそらくほとんどの店がレコードを立てて販売していますよね。
斜めになっている状態もレコード盤にとって良くありません。
ブックスタンドなどを活用しながら、垂直な状態をキープして保管しましょう。
レコードの枚数が多い方は、専用のラックを使うのがおすすめです。
扉部分にディスプレイできるタイプもあり、お気に入りのジャケットを飾ることができます。
※一般的なカラーボックスは縦幅が27〜28cmのものが多いため、LP盤は立てた状態では入りません。
LP盤は30cmありますので、棚の縦幅が34〜35cm以上あるものを選びましょう。
上にプレーヤーを置くのも良いですね
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鉄則その3「定期的なクリーニング」
レコードをしまう際や、久しぶりに取り出したレコードを聴く際は必ずクリーニングを行いましょう。
レコードのクリーニングには、簡単に行える「乾式」と、しっかりお手入れできる「湿式」があります。
乾式のお手入れ方法
乾いたクロスやレコードクリーナーでレコード盤を拭きましょう。
このとき、必ずレコード盤の溝に沿って拭き上げてください。
縦方向に汚れや指紋がついている場合でも、必ず溝に沿って円を描くように拭いていきます。
レコードプレーヤーにセットしてレコード盤を回転させながら、優しくクリーナーを当ててもOKです。
早く回す必要はありませんので、33回転で行いましょう。強く当てすぎないように注意してください。
レコード針で有名なナガオカのクロス
拭き取り面が柔らかいベルベットになっており、盤面を傷つけることなくお手入れできます
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湿式のお手入れ方法
湿式のお手入れでは、汚れを落とすためにクリーニング液を使用します。
クリーニング液は、手軽に使えるスプレータイプと、容器に入った液体をクリーナーに吸い込ませて使用するタイプがあります。
初めてレコードを触る方は、満遍なくふりかけられるスプレータイプがおすすめです。
静電気除去、帯電防止効果があり、レコード再生時のプツプツとしたノイズをおさえることができます。
湿式のお手入れを行なったあとは、必ずレコード盤を完全に乾かしましょう。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。
レコード盤が乾かないまま保管してしまうと、塩ビ焼け(=ビニ焼け)してしまいます。
塩ビ焼けとは、レコードジャケットの内袋(インナースリーブ)が張り付いてしまい、
レコード盤の表面に白く濁ったような模様ができる現象を言います。
塩ビ焼けしたレコードは再生時にノイズが乗ってしまいますし、元には戻せませんので注意が必要です。
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レコードのお手入れについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
鉄則その4「保護カバーをする」
インナースリーブ
レコードを買ったことがある方ならご存知かと思いますが、レコード盤はジャケットの中に直接入っているわけではなく、インナースリーブという半透明のポリ袋や、紙製の内袋に入れられていることがほとんどです。
特に中古レコードに多い半透明のポリ袋のインナースリーブは、静電気を起こしやすくレコードの再生の際に悪影響になることも。
お気に入りの1枚や貴重なコレクションレコードは、インナースリーブを取り替えるのがおすすめです。
角丸でジャケットに入れる時引っ掛かりにくい
防湿、防油、防カビ、耐摩耗性に優れたグラシン紙
ジャケットの保護カバー
レコードを最終的に売却することを検討している方は、インナースリーブだけでなく、レコードジャケットの保護もしましょう。
帯なども取っておくと売却時にも有利です。
まとめ
この記事ではレコードの適切な保管方法を徹底的に解説しました。
レコードの保管方法まとめ
鉄則その1 「高温・多湿を避ける」
鉄則その2 「立てて保管する」
鉄則その3 「定期的なクリーニング」
鉄則その4 「保護カバーをする」
大切なレコードを最高の状態で楽しむために、しっかりと保管方法を守りましょう!
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