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レコードをデジタル化する方法4選【パソコン不要も】

レコードのきほん

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レコードの音源をCDに焼きたいけど、どうやったらいいの?
レコード盤を手放したいけど音源は残しておきたい…


現代の技術の進歩により、レコード音楽をデジタルに変換し、スマートホンやコンポ、車などで気軽に楽しむことができるようになりました。
この記事では、レコードをデジタル化する方法を4パターンご紹介します。

レコードをデジタル化する方法_4選イメージ



1【パソコンが必要】レコードプレーヤーのUSB出力→パソコン上で録音

プレーヤー_USB経由でPC



まずは一番スタンダードな録音方法。
最近のレコードプレーヤーには、USB端子が搭載されている機種が多く存在します。
パソコンに接続すれば、レコードの音源をパソコン上のソフトで録音し、デジタル音源として保存することができます。

PS-LX310BT_USB端子


メーカー勤務時によくお問い合わせいただいた内容ですが、
レコードプレーヤーとパソコンをUSBで接続しただけでは録音されません。
必ずパソコン上で音楽編集ソフトを立ち上げ、録音操作をする必要があります。

また、USB出力機能は録音専用なので、パソコンでレコードの音を聴くことはできません。
(録音したデータをパソコン上で再生することは可能です)


パソコンのソフトで録音する必要がありますので、レコードプレーヤーに付属する録音ソフトか、Audacityなどのフリーの音楽編集ソフトを使用しましょう。
Audacityは無料でダウンロードでき、簡単な操作で有料級の音楽編集が可能なソフトです。

Audacityのダウンロードはこちらから

Audacityは無料ながら非常に優秀なソフトで、無音部分を自動で検知してファイルを分割する機能があります。
レコードは普通に録音すると片面ごとに1つの大きなサイズのデータになってしまいます。楽曲ごとに分割してあれば、すぐに聴きたい曲に辿り着くことができます。



プレーヤーや録音ソフトの性能にもよりますが、WAVという非圧縮音源で録音することもできます。WAVで録音ができれば高い音質でレコード音源をデジタルアーカイブすることが可能です。
中には、DSDという非常に高音質なハイレゾフォーマットで録音ができる機種も。

レコードプレーヤー_録音フォーマット
USB端子搭載機種一例



デジタル音源に変換できたら、あとはCDに焼いたり、スマホに転送して気軽に聞くことができます。
車で聞くこともできますね。


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2【パソコン不要で簡単!!】USBメモリに直接録音できる製品を使う

パソコンを使わずにもっと簡単にデジタル変換できる方法はないかな?

あります。

DP-29Fイメージ



レコードプレーヤーにUSBメモリを差し込んで録音できる、画期的な機能を持った機種があるのです。



DP-200SB_USBメモリ差し口

DENONのDP-200USB/DP-450USBは、本体前面に搭載されたUSB端子にUSBメモリを差し込み、録音ボタンを押すだけで録音することができます

録音フォーマットは、
DP-200USBMP3(44.1kHz/ 192kbps)
DP-450USBMP3(44.1kHz/ 192kbps)または WAV(44.1kHz/16bit)


パソコンを使用する必要がないので、難しい操作は一切不要
USBメモリ再生可能なコンポで聴いたり、パソコンにUSBメモリを挿してすぐに聴けるのも魅力。

再生しながら録音ができるので、いつものレコードを聴く時間に録音できるのも便利です。
大量にレコード盤がある方も、これを使えば「ながら録音」ができます。

CDレベルの音質での録音となるので、音質にはこだわらないのでとにかく手軽にデジタル変換したい!という方におすすめ。



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3【パソコン不要で簡単!!】ダイレクトにCDに焼く

レコードをCDに焼きたいけど、パソコンを使わずにできる方法はないの?

あります。

多機能なマルチプレーヤー/レコーダーを使えば、パソコンやUSBメモリを使わずにレコードの音源をCDに焼くことができます。

LP-R520イメージ


TEAC「LP-R520」はレコードをCD-R、CD-RWにダイレクト録音できる製品です。
自動で曲間を検知してファイルを分割する機能や、録音レベルを調整できる機能まで搭載されています。

LP-R520録音詳細

同じようなマルチプレーヤーでも、SDやUSBには録音できるがCDには録音できない(CDは再生専用)となっているものが多く存在します(1〜2万円の安価な製品に多いです)。
CDにダイレクト録音したい場合は、必ず製品の仕様を確認しましょう。



レコードをCDで聴くとなると、一般的な方法ではやはりパソコンが不可欠ですが、
LP-R520を使えばパソコンやUSBメモリなどを用意する必要がなく、これ1台でCDへの変換が完結します。

カセットラジオアナログ入力も搭載されており、同じようにCDにダイレクト録音可能です。
内蔵スピーカーで再生もできるので、アナログのメディアをたくさんお持ちの方は持っておきたい製品ですね。




4【チョイ難!】オーディオインターフェースを使う

オーディオインターフェースをお持ちの方はこういった録音も可能です。

レコード録音_オーディオIF


この録音方法を行うとき、注意しなければならない点が2点あります。

  フォノイコライザー内蔵のレコードプレーヤーであること
 ❷  オーディオインターフェースにRCA入力端子が搭載されていること


必ずこの2点を満たしていなければなりません。

特に近年市場に流通しているオーディオインターフェースは、RCA端子が省かれたものが多く存在します。また、RCA端子が搭載されていても、スピーカーへ繋ぐための出力専用(RCA OUTのみ)というパターンも。
RCA入力端子がない場合は、LINE INがあれば変換プラグなどを用いた上で録音することができます。

また、オーディオインターフェース機能をもったミキサーも同じように録音することができます。
オーディオインターフェース/ミキサーの性能によりますが、高音質で録音ができるため、できるだけ良い音でレコード盤を保存したい方にはこの方法がおすすめです。


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まとめ

この記事では、レコードをデジタル化する方法を4つ解説しました。

レコードをデジタル化する方法

❶ 【パソコンが必要】レコードプレーヤーからUSB出力でパソコン上で録音
 【パソコン不要】USBメモリに直接録音できる製品を使う
❸ 【パソコン不要】ダイレクトにCDに焼く
❹ 【チョイ難】オーディオインターフェースを使う



レコードは劣化していくものです。大切なレコードコレクションをこれからも聴くことができるように、デジタル化しておきましょう。


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